「やあやあ、ようこそ。歓迎しようじゃないか」
歓迎など微塵も感じさせない下卑た笑みを浮かべたままカウンターへ近づき、わざとらしいほどの所作で腕を広げて見せた。
「僕様はこの店の主、キャネード・グラニュード。キャネ(金)を愛し、キャネ(金)に愛され! そして……キャネ(金)によってすべてを手にしてきた男だ」
「貴様のような下民でも、この僕様の店に足を運ぶとは……多少は目が利くらしい。実に結構だ。どうだね、我がダイナーは。存分に楽しんでいただけているかな? ん?」
顎を上げ、嫌らしい薄ら笑いを浮かべてメーベルに問いかけた。