「葬儀屋―――」
彼の口から出てきた名前に目を見開く。
「ああ! この間きてくれマシタ! ウンウン、その時はとってもタイヘンだったデース……あんまりにもワタシが美しすぎるからって、しつこく求婚されちゃッテ―――」
さらりととんでもないでまかせを口し、ピザにかぶりついたメーベルを見てくすりと笑った。
「これくらいは食べきってくれないト! 味は保証しますカラ! どうしてもダメだったら持って帰ってもオ~ケ~♪」
「ん、ピザを片手に詩を詠む……?! ダイジョブ、その詩脂ぎってナイ……?(汗)」
と、話題を仕切り直すようにメーベルが座るカウンター側へ身を乗り出し、彼にずずいと顔を寄せながら見つめる。
「ところでオニーサンは何者デス? ワタシはフィン、氷室フィンと言いマス! オニーサンの雰囲気、とってもミステリアスで……ワタシ、気になりマス……!」
「ソウ……アナタは良くわかってるデス……ワタシの胃袋は天の川に繋がっているのデスヨ……コズミックパゥワァァァァ……!!」
(なにいってるこいつ????)